Camera equipment

ねこ好きカメラマンの使って良かった機材/フイルム時代の思い入れのある機材を紹介します

写真教室

長年商業撮影を行って来た机上ではない現場での経験を元にした写真教室を行っています、カメラの基礎、人物ライティング、テーブルフォトライティング、機材の取り扱い等ノンジャンルで写真専門のホリゾントスタジオで学んで頂きますのでこれから写真撮影を始めたい未経験の方はもちろんブラッシュアップされたい中上級の方、プロを目指している方まで年間200名ほど受講されお役立て頂いていますのでカメラの事、撮影方法でお悩みの方はぜひ受講ください

人物撮影、ブツ撮りともにライティング撮影を始めたい方、ブラッシュアップされたい方に特に来て頂きたいですね、知れば知る程奥深い撮影方法なので

マンツーマン講習が基本ですので他の方を気にせず受講生さんの知りたい事学びたい事をお聞きした上で内容を決めて進行します

・カメラの基礎と設定

・ファッション系からポートレート撮影の人物ライティング

・大小様々な商品撮影のライティング

・大型ストロボ等機材の使い方

・カメラおよびライティング機材購入のアドバイスets

どの様な事でも対応可能です、講習会場は都内の自社スタジオで開催していますので受講希望の方、ご質問等お気軽にご連絡ください

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ストロボヘッド用雲台

モノブロックはB10と300proを使っていますが、両機種とも使い勝手がよく全体的には合格点を挙げられますが雲台の使用感がチョット不満で何とかできないかとコメットのパン棒雲台に変更して使用しています、コンパクトさは多少犠牲になりますがこの雲台だと首振りから回転までをワンアクションで行えるようになり使い勝手がグ~と上がります

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僕はアルカスイスアダプターを噛ませましたが両フラッシュとも1/4インチネジでそのまま取付可能です

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雲台まで変えずともB10はロックナットが小さな為大きなナットに変えるだけで使い勝手が良くなりますよ ※貫通ノブナットタイプのM8だとメーカー問わず使えます

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残念ながらコメットの同商品は販売終了で類似品しか販売していません

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大判カメラでアオリ撮影

フィルム時代、35mm版、中判、大判と印刷サイズ、機動性でカメラを使い分けていましたが大判カメラを登板さす最大の理由は『アオリ機能』これに尽きます、ただ構造上動く被写体は苦手で静物の撮影が適しているのですが敢えて人物撮影に使う事もありましたがシャッタ-を押す瞬間ピントも表情も分かりませんし10枚ほどで勝負していましたので撮る側は緊張感を楽しみながら撮られる側は今日のカメラはなんか凄そうと、あの空気感は人を大判カメラで撮影しないと得られない感覚です、今現在も手に入りますので緊張感(^.^)を味わいたい方はチャレンジされては如何でしょうか

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大判カメラはビュータイプとフィールドタイプに二分できます、ビューカメラは前/後フレームを個別に操作できる為スタジオでの精密なブツ撮りに向いているカメラでしたが大きく重いが難点です、フィールドカメラはアオリ機能が少し弱いのですが軽量コンパクトに作られている為スタジオよりロケーション撮影に向いているカメラです

今回ブログに使う写真のためにトヨビュー、ディアドルフとも久しぶりに組立てましたが相変わらずの存在感です(^.^)中々使う機会はないのですが愛着があり手放すのは忍びなくこのブログをキッカケにちっょと撮影してみようかと思もっています(^.^)

世界中で信頼されていたトヨビュー8×10

世界中のカメラマンが憧れたフィールドカメラ ディアドルフ8×10

※ アオリ機能が見やすい様にジャバラは外しています

前板と後板を別々に4種類のアオリを複合的にコントロールしながら撮影できます 

フロントティルト 被写界深度を調整 縦方向のフォーカスコントロール

バックティルト  形の修正、縦方向のパースコントロール  

スイング     被写界深度を調製 横方向のフォーカスコントロール 

ライズ・フォール 建物の先細りなどの補正 直角方向上下のパースをコントロール

シフト      フレームを横移動させレンズをずらして映り込み防止など 

撮影手順 ①構図を決める②被写界深度とパースを調整する③ピント確認④シャッターを閉める⑤シャッターチャージ⑥フイルム装填⑦露出を計る⑧絞りとSスピード決定⑨撮影、全て自分で操作しますので非常に楽しく撮影出来ますよ(^.^)

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人物撮影でアオリを使えばレンズボケとは一味違う不思議なイメージで撮影できます

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ティルトアオリ:通常この奥行感だとf22まで絞ってもパンフォーカスにならないと思いますが緑のコップから黄色のコップまでf5.6でもしっかりピントが合っていますね、この状態から影の部分までピンが合う様にするにはf11〜f16まで絞れば大丈夫です

スイングアオリ:ティルト同様パンフォーカスに撮影できています

ライズ・フォールアオリ:通常の撮影では上から下に見下ろして撮影すると頭でっかちになりますね、それをフォールとバックティルトを使かって修正しました、ライズ・フォールは本来建築写真に活用する事が多いのですがテーブルフォトにも応用できます※写真はナシですが(´;ω;`)ライズアオリは下から上に対して修正する方法です

シフトアオリ:前板・後板をスライドさせレンズ光軸をずらしライティングディフューザーが見切れない様撮影しました、通常の撮影方法だと逃げれない映り込みもアオリ機能を使えばレタッチいらずで撮影できる場合があります

撮影する為に最低限必要なモノ カメラ本体、大判カメラ用レンズ (150mmが標準) フィルムホルダー、シャッターレリーズ、ルーぺ(ピント確認) かぶり(遮光する為) フィルム(リバーサルorネガ) 三脚

あれば役立つモノ 露出計、ポラロイド、ストップウォッチ 広角系を使いたい場合は凹みボードと袋蛇腹、接写の場合は長尺蛇腹

本体、レンズ、ホルダーは中古でしか手に入りませんが全てレンタルも可能

現像は専門のラボで行いますがヨドバシ・キタムラ・ビックカメラでも受け付け可

目安 4×5フィルム 20枚/8.000円 現像 1枚/400円 フィルムの種類、現像するお店で変動します

デジカメをドッキング出来るアダプターも市販されています https://www.discoverphoto.jp/Adapter/4x5-Digital-Camera-board-adapter.htm

大判用レンズの注意点 ①広角レンズの場合フランジバック問題でピントが結像できない可能性がある、対策として広角用凹みボードと袋ジャバラを使う②等倍マクロ撮影を行う場合基本ジャバラだけではピントが結像できない可能性がある、対策として長尺ジャバラを用意する若しくはスペアジャバラと中間フレームを用意する

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FUJI GX680

一眼タイプでアオリ撮影ができる唯一無二のカメラ

フイルム時代使っていた中判カメラはハッセル503CW、ペンタックス645、ペンタックス67、fuji680GXⅢというラインナップでしたが印刷サイズ、機動性、アオリの必要性、でその都度使い分けていましが1番使用したカメラは間違いなくGX680です、当時仕事の多くはスタジオでの雑誌撮影で人物からブツ撮りまで多岐にこなしていました、ブツ撮りでは深度コントロールを行う関係で大判カメラで撮影する事が多かったのですがカット数が多い日もありGXを手に入れてからは無くてはならない相棒になりました

残念ですが時代と共にGXの出番はなくなってしまいましたが今現在はビュ-カメラにデジカメを接合して撮影する際GXのレンズも使わせてもらっています

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ヘビーウエイトなのでハッセルのように手持ち撮影には向きませんが今だと安価で手に入りますのでアオリ撮影をしてみたい方にはオススメのカメラです(^ ^)

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ジャンボアンブレラ

被写体が1人だとライティングアクセサリーを選らばずに撮影出来るのですが複数名の場合明暗差を考えるとある程度広範囲に照射する必要があり、例えばソフトボックス/通常サイズの傘を複数灯セッティングする等結構大掛かりになる場合が多くジャンボアンブレラだとスタンド1本、アンブレラ1本、ヘッド1灯~でも撮影可能になります

※反射面が大きい分1灯だと光が回り切らない場合があり写真の様に複数灯使うのがベターですが1灯の場合はストロボヘッドとバウンス面を離して設置する

アンブレラの良いところはバウンス光がどの様な環境でも短時間でセッテングも撤収も楽に行える使い勝手が良い機材です、また反射面はホワイトを基本にシルバー、ゴールド、透過タイプのトランスルーセントディフューザーのアリナシと選択できコントラスの強弱を演出することができます

以前は高価格でしたが中国製のリーズナブルなアンブレラでも同じ効果が得られますので家族写真やグループ写真を撮影する機会が多い方は検討する価値があるかと思います

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GODOX SK300II

godox SK300Ⅱ またまたゴドックスネタです

写真教室に来られる方にオススメできるストロボはないかとこの製品に辿り着きました、撮影仕事ではパワフルでチャ-ジも早いコメットのジェネタイプを使っていますので生徒さんにもオススメしたいのですが価格面で難しくこのストロボを人柱のつもりで2台購入して1年ほど使用しましたので良い点、いまいちな点をお伝えします ※ジェネタイプとは電源部と発光ヘッドが分離しているタイプ

※良い点

14.000円程度で購入可能、何といってもコスパ、これに尽きるのではないでしょうか、国産の300wに比べ1/5程度の価格で同じ機能を有しています、様々なストロボを使って来ましたが以前では考えられない価格ですね(^ ^)

パワー、色温度ともまあまあ安定している

チャージが早い0.1~1.0 ※人物撮影には重要

ボーエンズマウントなので豊富なライティングアクセサリーが安価で入手できる

モデリング装着口が一般的なE27なので明るいLED電球に交換できる

対応のトリガーが豊富で受信機が内蔵されている為発信機だけ購入すればよい

スレーブ機能が内蔵されている

※いまいちな点

最小出力と最大出力の調整幅が狭い

デカい、重い、国産に比べて倍ほどある

向きを変えるのがチョットしずらい

※クリップオンストロボより優れている点

マックスパワー 現在のカメラは高感度耐性が非常に優れていますのでパワーは問題にならないのですがクリップオンだとチャージが遅く特に人物撮影の場合影響します

熱暴走の問題 クリップオンの場合フルだと発光部が熱を持つためにある程度しか連続して発光できないがモノブロックだと無制限に発光できます

モデリングランプの有無 特にブツ撮りの場合にライティング効果を確認する為モデリングが非常に役立ちます

大きく重いので移動には向きませんがその問題がクリアになるようでしたら価格を考えれば良くできていますので検討する価値があるかと思います

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8×10 ポラロイド プロセッサー

8×10ポラはスペシャルな存在でした

デジカメだとシャッターを押した瞬間に液晶で確認出来るのが当たり前ですがフイルム時代はアングルを変える度、ライティングを調整する度にポラロイドで撮影して確認していました、今回紹介するプロセッサーもそんなポラロイドに関する話しです

ハッセルのブローニーサイズ、4×5サイズの場合は撮影後2分待ってフイルム面と印画紙面を手で剝がして確認するのですが8×10はサイズが大きく機械で圧着させる必要がありプロセッサーで圧着させていました、ちなみにブローニーだと250円、4×5だと500円、8×10の場合は1枚につき2000円ほどのポラロイド代が必要でしたが何枚撮っても誰にも文句を言われず請求できた良い時代でした(^ ^)

 ポラロイドの役目は確認の為に使うが基本ですが8×10ポラの場合は独特のトーンが得られそのまま反射原稿として本入稿する事もよくありましたが現在はレタッチでどの様なトーンでも再現出来ますので今では考えられない事ですね、ただ撮影現場にいる全員がプロセッサーから出てくる写真を見た瞬間何とも言えない気持ちになりあの臨場感は8×10ポラを捲った時だけで今では味わえない感覚です、カメラとプロセッサーは残していますのでいつか作撮りしてブログに書きたいと思います 誰か発注してくれないかな~(^ ^)

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