Camera equipment

ねこ好きカメラマンの使って良かった機材/フイルム時代の思い入れのある機材を紹介します

俯瞰撮影

洋服関連で講習会に参加される方に俯瞰撮影時カメラの固定方法をよく相談されますので幾つかの方法を紹介します、よろしければ参考にしてください(^ ^)

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①2台の三脚を使用する   ※上側の三脚をフリーに伸ばせるメリットがある         土台になる三脚はある程度しっかりしたモノを使いもう1台の三脚を土台の雲台に合体させる  ※合体部分はマンフロットスーパ-クランプ2ケで固定しています

 

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②土台の三脚と市販のアームを使用する ※アームが短い為三脚自体をナナメにする

近頃はアーム付きの三脚も発売していますのである程度の大きさ(撮影ブツ)だとこの方法でも良いのですがフルコーディの洋服だとちょっと厳しいかもです

 

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③スタンド2本にヨコ棒を通してカメラを中央部に固定する  ※固定にはスーパ-クランプと自由雲台を使用しています この方法がヨコ棒の長さ次第で1番広範囲に撮影できます

 

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④撮影台(合板)を斜めに設置する  ※この方法だと三脚だけで撮影出来るのですが洋服がずり落ちる可能性と撮影ブツの差し替えが多少しずらいのがネックになります

 ※撮影台をナナメにする以外は倒れないよう十分気を付ける事、その為に必ず【ウエイト】を使用して下さい

※高さが必要になることが多くファインダーを直接見れない可能性が出て来ますのでライブビューを前提に長めのUSBコードを用意した方がスムーズに撮影できます

 スタジオで使用しているカメラスタンド、これがあれば俯瞰撮影も楽々なのですが一般の方には現実的に?ですね(><)

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Sinar Camera PartⅡ

ジナーカメラ ブラッシュアップ

ビューカメラは縦位置・横位置をレバー1つで回転できるのですがDSLRの場合は手動で行っていましたので何とかできないかと、そこで以前紹介した自作レボルディング雲台をジナーで使用できるよう手を加えたと同時にレンズ問題を解決する為GX680用のレンズを取り着けられるよう改造しました、結果50mmで問題なく結像出来ましたので今後は標準系でもアオリ撮影が可能になりました、資産も活かせますので同じお悩みの方はトライされては如何でしょうか(^ ^)

※DSLRを使うとフランジバックとマウントアダプターの問題で大判カメラ用レンズでは90mm以下だとピントを合わせる際に前板と後板がくっつく位接近する為に結像できなくなる ※凹みボードを使うと多少改善できる

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商品撮影をする身としてはティルトを使える事によりデジカメ移行後小絞りボケ(回折現象)を気にせず撮影できるのは大変ありがたいです ※f16辺りから絞ると解像感が下がる現象

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Camfi

Camfi  ワイアレストランスミッター

以前フラッシュエアー経由でシャッタースニッチ(Ipad)に転送する方法を紹介しましたがCamfiもWifi経由で転送できる機材です(主にPCに)

キャノン/ニコンからは専用のワイアレストランスミッターが発売されていてMacでもWindowsでもテザーソフト経由でライブ転送できるのですが、ソニーの場合有線でしか送れないのがチョット残念で(α7R4以降は出来るみたいです)人物撮影の際はコードを気にしながら撮影せざるを得ないのが実情です、フラッシュエアーでもPCに送る事は出来きますがブラウザー経由で使い勝手がイマイチの為サ-ドパ-ティー製のCamfiというトランスミッターを使っています※但しちょこちょこフリーズします(><)それが許せれば割と安価で構築出来ますのでご興味ある方は検討されるのも良いかもです 

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設定自体はカメラに装備後各端末にWifiをリンクさせcamfiから出ているフリーソフトMacWindowsIosandroid、と全ての端末に飛ばせますしライブビューも使え、絞り、シャッタースピード、ISOも調整可能です

キャノン、ニコンソニー以外は非対応なので他のメーカ-を使用されている方は上位モデルのCamfi ProPlusだと使えるそうです

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HORSEMAN ISS

ホ-スマンISS  

40代以上のプロカメラマンしか知らないニッチな機材を紹介します、この機材は簡単にいうと大判カメラ用レンズを電動でコントロ-ルする装置です

大判カメラで撮影する場合1カットごとにシャッターの開け閉め、絞り設定、チャージを手動で行うのですがその工程を手元のコントロールユニットで行える当時としては画期的な機材でした、アシスタント時代思い出の1つにシャッターを閉め忘れ撮影前のフィルムを露光させ師匠に嫌~な目で(´;ω;`)見られたことが何回かあります、今では良い思い出ですが当時ISSがあればそんな失敗も無かったかな~と言い訳ですが

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デジタル移行後はフィルムカメラと共に箪笥の肥やし状況でしたが以前紹介したビュ-カメラと同時にISSも復活させてたまに使用しています

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今現在も在庫限りで販売はされているみたいです 

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PENTAX67

ペンタックス67はファッション系カメラマンに人気のカメラでした

貸しスタにいたころ伊島薫さんも時々いらったのですが、雰囲気のある方でシュ-ティングする姿がまたカッコ良く伊島さんのようになりたいと憧れたものです、その伊島さんが使われていたのがペンタ67で、フリ-になり最初に購入したのがmamiyaRZでしたが伊島さんのイメ-ジが忘れられず(^ ^)余裕もないのに無理してペンタを購入しましたが使うのがチョットしんどいカメラで出番は徐々に少なくなりましたが今も手元に残している1台です

 素晴らしいカメラだけどしんどかった理由(><)ちょっと長くなります                  ペンタ67はフィールドカメラとしてペンタックスさんは開発されたと思いますので三脚を使いじっくり時間をかけて1カットを撮影するが、正解だと思うのですがリズミカルに撮影したいファッション系にも人気が有った理由は他の中判はウエストレベルに対して(645は除く)ペンタ67は背筋を伸ばした状態でカメラを構える事ができ自然体で被写体に向き合え更にファインダーから【正立正像】に捉えることのできる唯一の6×7フォーマットの中版カメラというのが大きな理由です、他の部分ではレンズの味(写り)があるのかなと思いますが、しんどい理由は手持ちで撮影するにはボディー重量とシンクロスピ-ドが1/30秒と非常に遅い、もう1点最大の問題はフイルムチェンジの際マガジンだけを交換するタイプが多い中ペンタは構造的出来ない為①本番用のボディー②テスト用のボディー③ポラロイド用のボディー、④10枚撮影したらフィルムチェンジの間撮影が中断するので本番用ボディーがもう1台と【理想は4台】のボディー、それに伴い同じ焦点距離のレンズも複数必要になる為膨大な機材が必要になってしまいます(ペンタ以外は全ての工程が1台でOK)それでも他の選択が有るのに敢えてファッション系で使われていた方が大勢いたという事はそれだけ魅了的なカメラだったのは間違いないですね

 ※正立正像とは、上下左右が肉眼と同じように見える事、大判カメラは上下が逆に、ハッセルは左右逆になってしまいますので慣れが必要で対してペンタはプリズムファインダーを採用していますので正立正像に見える唯一の67中判カメラです

 ※ペンタ645とマミヤ645もプリズムファインダーでしたがレンズの味と単純にフイルムが大きい方が印刷に強く現在の表現だと高画素機と同じ意味合で67が選ばれていました

今現在も中古市場で流通していますので中古店にいって手に持って下さいビックリするほど大きいですから(^ ^)そしてシャッターを押して下さいもう1度ビックリしますからミラ-ショックの大きさに(^ ^)古き良きフィルムカメラを代表する1台の紹介でした

profoto B10 & profoto Connect

プロフォトが世界中で1番使われている?(最近はゴドックスかも)僕自身も独立した時はプロフォトで揃える気持ちでいましたが何分価格面で諦め(><)国産のコメットにお世話になり今現在も使っていますが独立して数十年経ちましたが念願のプロフォトB10を入手しましたのでその使用感をお伝えします(^.^)

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 まず驚いたのはLEDモデリングの光量でコメットのハロゲン250wより明るくゴドックスAD300proと比べてもかなり明るく定常光ライトとして十分使える光量がある

チャージタイム、フルパワーでも許せる範囲で発光出来る   0.05~2.0s

専用アプリでスマホからコントロールできる 

スマホでフラッシュ撮影ができる

モデリングの明るさと色温度が調整できる

ハイスピードシンクロに対応

基本バッテリー駆動だがACケーブルを繋げば充電しながら使用でき無制限に撮影出来る(この部分がAD300より優れている機能)

製品の質感について                            AD300proが雑に作られている感じはしないのですが比べるとB10は細部の作りがしっかりしていて高級感もあり流石な感じです、AD300と14万円の価格差をどの様に考えるかですが余裕が有る方には大変良く出来ていますので検討される価値はあるかと思います   ※もう1段パワーの大きなB10Plusも発売している

 【Profoto Connect】      これさえあれば露出計要らず?フルオートで撮影でき大変便利ですが他のトランスミッターに比べてちょっとお高い(><)それと対応機種の問題で例えばソニー用を購入すればソニー以外発光しません(><)キャノンとソニーを使っている身としては結構不満です、その問題がクリアな方には良い製品ではないでしょうか 

※必然的にB10を使う場合カメラと連動させる為にはAir RemotoかConnectが必要で他メ-カ-のトランスミッターだと発光しませんが(シンクロの穴ナシ電波のみの為)スレーブ機能を使えばどのトランスミッターでも連動させて撮影は可能です

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Godox X2T

ラジオスレーブ

プロフォト、コメット、ヨンヌオ、ゴドックスと今も使っているのですが、最近は多機能でTTL調光、ハイスピ-ドシンクロ等様々な設定ができしかも安価で購入できますがぼくの使い方だとシンクロ出来ればあとはおまけ的な感じで所有しているモノで充分でしたがGodoxX2tを新たに購入した理由はBluetooth内蔵でスマホからコントロールできる点とA~Eボタンに各ストロボを紐づけられる点です、慣れは必要ですが大きい画面のiPadでコントロールできるので老眼の僕には(><)使い勝手が良い感じです、老眼の方はぜひ(^ ^)

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